
首の筋肉の緊張と頭痛、不眠症
後頭部がずきずきして眠りが浅いなら、疲れより先に首の筋肉の状態を確かめたいところです
首の筋肉の緊張は、頭痛と不眠を同時に招くよくある原因です。一日中モニターやスマートフォンを見続けた日に後頭部がずきずきして眠りが浅くなるなら、単なる疲れとして片づける前に首の筋肉の状態を確認してみる必要があります。首の筋肉がこったときになぜ頭痛や不眠が起こるのか、家で何を変えればよいのか、病院ではどんな検査をするのかをまとめました。
首の筋肉がこるとなぜ頭痛が起こるのでしょうか?
首には、頭の重さを支える大小の筋肉がぎっしり集まっています。うつむいたり頭を前に突き出したりする姿勢が長く続くと、これらの筋肉は休むことができず、常に緊張した状態にとどまります。このときによく現れるのが緊張型頭痛です。次の特徴がいくつも重なる場合は、緊張型頭痛を疑うことができます。
- 後頭部やこめかみを締めつけられるような感じ
- 頭に帯を巻いたような重さ
- 首と肩が一緒にこわばる
- 午後から夕方にかけてひどくなる
- ストレスを受けると悪化する
首の筋肉の緊張は不眠にもつながります
首がこっていると、体全体が緊張を解くことができません。布団に入っても十分にリラックスできないため、睡眠の質が下がりやすくなります。特に首の後ろの筋肉が緊張すると交感神経が過敏になり、寝つきがさらに悪くなることがあります。首の筋肉の緊張とともによく訴えられる睡眠の問題は次のとおりです。
- 横になると首が不快で寝つきにくい
- 寝ている途中に首の痛みでよく目が覚める
- 深く眠れず浅い眠りが続く
- 寝て起きても疲れている
- 朝から頭が重い
頭痛と不眠を招く生活習慣
緊張型頭痛と不眠の背景には、たいてい四つのことがあります。うつむいてスマートフォンを見る姿勢、高すぎる枕、たまったストレス、そして運動不足です。
家では何を変えればよいでしょうか?
- 姿勢をこまめに変える:同じ姿勢を長く続けないことがポイントです。30分から40分ごとに首と肩を動かし、姿勢を変えてください。
- 休息と温湿布:横になって目を閉じて休んだり温めたりすると、こわばった筋肉がほぐれ、緊張がやわらぐのに役立ちます。
- ストレッチ:無理のない範囲で、ゆっくりと首の筋肉を伸ばします。
- 睡眠環境の見直し:枕の高さを調整し、寝る前のスマートフォンの使用を減らし、寝室の温度を快適に保ちます。
病院で行う検査と治療の方向性
原因のわからない頭痛と不眠が続く場合は、お近くの病院で検査を受けてみるのがよいでしょう。
- X線撮影:脊椎の変形や椎間板が原因で首の筋肉の緊張が起きていないかを確認します。
- BrainBody検査:脳波(EEG)と脈波(PPG)を測定する機器で、体の状態を調べます。


検査結果は、薬物治療と徒手療法(マッサージ)のどちらの方向で進めるかを決める根拠になります。身体的なストレスや蓄積した疲労が原因と出れば徒手療法や酸素治療器などの治療を、自律神経系の原因が目立つ場合は薬物治療を検討できます。
まとめ
- 首の筋肉の緊張は、緊張型頭痛と不眠を同時に引き起こすことがあります。
- 姿勢を変える、温める、ストレッチ、睡眠環境の調整が基本のケアです。
- 寝ても疲れが取れず頭が重い状態が続くなら、検査で原因を確かめ、早めにケアするのがよいでしょう。



最終確認日 : 2026-10-14 本記事は一般的な医療情報を掲載しており、個別の診断と治療方針はご来院時のご相談を通じて決定いたします。
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